infoTek インフォテック株式会社

サービス事例Case Studies

Case Studies研修管理システム

背景

パワーアップ株式会社(注)の教育部長のヤマシロさんは、社員研修と社員教育を担当しています。社員からの研修の申請などを電話やメールで受け付け、Excelなどを利用して管理していましたが、会社規模が大きくなり社員数が増えてきて、現在の人員では対応することが難しくなってきました。

研修のコースによっては、事前に別のコースを受講していることや試験に合格していることを前提条件としていたり、社員ごとに受講必須となるコースもあります。また受講日が近づいたときにはリマインドメールを受講する社員や担当する講師に送信する必要もあります。

そこでヤマシロさんは、これらをシステム化することで、手作業でしていたプロセスを自動化し、また社員自身でブラウザを利用しての受講申込みや履歴参照などをすることができるようにしたいと考えました。

(注) 様々な企業に共通する課題、解決策を説明するための仮想の会社です。パワーアップ株式会社は自動車用品を製造するとともに首都圏で般消費者向け自動車用品販売チェーンを展開しています。

課題と解決策

パワーアップ株式会社の課題
  • 社員自身が研修講座を参照し、受講申請を行えるようにしたい
  • 社員、上長、教育部の担当者が受講状況を参照出来るようにしたい
  • リマインドメールを自動で送信出来るようにしたい
  • コースの完了を自動で判断させたい
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インフォテックの解決策

顧客が運用している Windows Server, IIS, Microsoft SQL Server の環境を使用して、必要な機能を実現したシンプルなウェブアプリケーションを作成する。

研修管理システム構築事例

概要

今回構築した研修管理システムは、従来の業務を新たにブラウザで操作が出来るウェブベースのアプリケーションとして開発したものです。

ヒアリングした内容を元に一般社員が利用する研修の申請、キャンセル、履歴の参照などの機能から、社員教育の担当者が利用する申請の許可、出欠や成績の登録などの機能を洗い出して、業務全体の効率改善を実現したシステムとなっています。

特長

●研修講座の検索
社員一人一人が受講可能な講座を画面から検索し、受講申請もできるようにしています。

●コース完了の判断
コース内の必要な講座の受講が完了し、そのコースを完了したかどうかバッチプログラムで自動判断できるようにしています。

●リマインドメールの送信
講座の受講日が近づいた場合には、受講者と講師にリマインドメールがバッチプログラムで自動送信されるようにしています。

●過去データの移行
過去の受講実績は重要なデータとなりますので、新システムでも参照できるように移行します。移行に際しては移行だけの機能に限定せずに、新規にデータ登録をする際の機能としても利用できるようにしています。

機能

1. 社員が利用する機能
社員が利用する機能としては、以下の機能があります。なおシステムのログインにはWindows認証を使用しています。

1) 講座の検索
コース、講座、実施期間、受講必須かどうか、E-Learningかどうか、リモート受講可かどうかなどの条件を指定して該当する講座を検索します。

講座検索画面例
講座検索画面例

2) 受講の申請
講座の検索から受講したい講座を選択して受講の申請を行います。申請した講座のキャンセルも行うことが可能です。

3) 受講・申請状況の確認
コース、講座、実施年度などの条件を指定して、受講および申請状況の確認ができます。

4) アンケート回答
コース、講座、実施年度などの条件を指定して、受講および申請状況の確認ができます。

2. 社員教育担当者が利用する機能
社員教育の担当者が利用する機能としては、以下の機能があります。

1) 受講者の確定
コース、講座、実施期間を指定して対象となる講座を検索し、その検索結果の一覧画面から受講者の確定の処理を行います。担当者は受講者の一覧から受講を許可または却下する社員を決定することになります。許可または却下されたことは自動的に申請者に対してメールが送信されます。

2) 出欠・成績の登録
コース、講座、実施期間を指定して対象となる実施済みの講座を検索し、その検索結果の一覧画面から受講者の出欠や成績の登録を行います。この機能は講師も使用する機能となります。

3) コース・講座の登録
コースや講座を登録します。登録は画面から登録することも、過去データの移行で使用した形式のCSVファイルから一括で登録することもできます。

講座登録画面例
講座登録画面例

4) 必須講座の登録
社員に対して受講が必須なコースを登録します。

5) アンケートの登録
受講後に社員が回答するアンケートを登録します。

7) 日時処理プログラム
コース完了の判断やリマインドメールの送信は、タスクに登録されたプログラムにより毎日指定した時間に実行されます。

導入効果

今回本システムを導入したことにより、次のような効果がでました。

  • いつでもブラウザから社員が自身で社員研修の講座の受講申請ができるようになった
  • 履歴の参照ができるようになり、必要な研修の申し込み忘れが減った
  • リマインドメールが確実に送信されるようになり、受講忘れが減った
  • 年度替わりの担当者の業務作業量が減り、人員の補充が最小限ですんだ

動作環境

  • OS: Windows系サーバOS
  • DB: Microsoft SQL Server

ご要望により上記以外のソフトウェア環境でも開発が可能です。

提供形態

  • 通常の受託開発と同様にソフトウェアを開発し、アプリケーションを構成するコードについては弊社で過去に開発したコードも含む全てのソースコードを納品します。お客様は当該コードを自由に改変、複製して使用することができます。インフォテックは当該コード等の著作権を留保します。
  • 開発費用は、標準的にはベース料金400万円、カスタマイズ費用200万円程度からを想定しています。カスタマイズ費用はご要求をヒアリングした上で別途お見積りさせていただきます。

お問い合わせ先

インフォテック株式会社CS担当
電話:042-358-5777   電子メール: こちらから