PLOP DS 5 の新機能
PLOP DS 5 では、電子署名に関する様々な機能が追加されました。このページでは PLOP DS 5 の新機能を説明します。PLOP DS 5 の全機能については PLOP DS の概要 をご覧ください。
PLOP DS 5 は ダウンロードページ からダウンロードして試用することができます。
電子署名の長期検証に対応
PDF の長期検証に関する規格である PAdES (ETSI TS 102 778) に対応しました。オプションで適切なリソースを指定するだけで、規格に沿った PDF にすることができます。
長期検証に対応することで、署名が失効したり有効期限を過ぎた後でも、任意の時点で署名が有効であったことを検証することができます。また、検証は Adobe Reader や Adobe Acrobat のみで行うことができ、プラグインなどは必要ありません。
タイムスタンプに対応
PLOP DS 4 までの電子署名の付与に加え、PLOP DS 5 ではタイムスタンプの付与に対応しました。RPC 3161 に対応したタイムスタンプ局から発行されたタイムスタンプを使い、PDF 文書全体、または PDF に付与した電子署名に対して、タイムスタンプを付与することができます。
タイムスタンプを付与することで、この文書がいつから存在しているかを証明することができます。またタイムスタンプの付与後に文書が変更されているかどうか検証することができます。また、検証は Adobe Reader や Adobe Acrobat のみで行うことができ、プラグインなどは必要ありません。
複数署名に対応
1 つの PDF 文書に複数の署名を付与できるようになりました。これにより複数の人物が PDF を承認したことを電子署名で表すことができるようになります。
その他の新機能
PLOP DS 5 では、他にも下記の点が強化されています:
- Adobe Approved Trust List (AATL) を使用した電子署名およびタイムスタンプの検証
- PDF/A-1/2/3 への電子署名に対応
- PDF/X-3/4/5 への電子署名に対応
- PDF/VT-1/2 への電子署名に対応
- PDF/UA-1 への電子署名に対応
- 電子署名イメージをページ上に表示
- ECDSA 形式の電子署名に対応
- Microsoft Crypt API (MCAPI) に登録された電子署名を使った署名に対応
(Dec 5, 2012 - Dec 8, 2014)