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Webを構成する基本技術

1.Webの基本構成

Webの基本的なしくみは、比較的単純であり、その単純さがWebがこれほど普及してきた理由のひとつといえます。

ウェブシステムが動くしくみを図示すると下図のようになります。ユーザが使うパソコンなどのクライアント側で、ブラウザが動作し、サーバに対しリクエストを送ります。一方サーバ側では、ウェブサーバ(HTTPサーバ)が動き、クライアントからのリクエストに応じ、ドキュメントをクライアントに送信します。
クライアントは必要なドキュメントの場所をサーバに教え、サーバはそのドキュメントを探し、クライアントに返すのが基本的な動作になります。

ブラウザとウェブサーバは、HTTPという取り決めに従い、情報の受渡しを行います。また、ブラウザに表示されるドキュメントは、HTMLという規定に従い記述されていなければなりません。

ウェッブシステムの仕組み

2.HTTP

HTTP(HyperText Transport Protocol)はHTML文書を中心としたクライアントとサーバのやり取りの方法を規定したもので、クライアントからのリクエストの種類や形式、サーバからのステータスメッセージなどを定めています。この手順をサポートするサーバソフトをウェッブサーバあるいはHTTPサーバと呼びます。代表的なHTTPサーバは、オープンソフトウェアであるApache、Microsoft社のIIS(Internet Infomation Server)などです。

ウェッブシステムの基本的な動作は、1)ブラウザがユーザの操作をHTTPに基づくリクエストに置き換え、これをサーバに送信する、2)サーバはこのリクエストに従い所定のHTML文書をクライアントに返信する、3)クライアントのブラウザは受信したHTML文書を表示するという比較的単純な仕事の繰り返しになります。

3.HTML

Webシステムで扱うドキュメントの多くは、HTML(HyperText Markup Language)で記述されます。HTML文書は、文章本体であるテクストとその構造などを指定する「<」および「>」ではさまれたタグにより構成されます。原則としてHTMLは具体的な表示そのものを指定するのではなく、ページに含まれるテキストや画像の関係や構造を指定します。

つまり表示方法の詳細は、各ブラウザの解釈に任されています。このことは、実際の表示がブラウザの種類や設定によって、変わってくることを意味します。たとえば、あなたのブラウザのフォントの指定が現在、明朝体10ポイントであれば、このテキストは明朝体10ポイントで、ゴシック12ポイントであれば、ゴシック12ポイントで表示されています。

このように情報の受け渡しの手順が定められているため、サーバとクライアントは異なるOSやハードウェアが混在している場合でも、これらがこのプロトコルをサポートしている限り、機能することができます。たとえば、UnixのサーバとWindows95の組み合わせが典型的な例といえます。この点はウェブアプリケーションの大きな利点といえます。