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ここでは、Webビジネスの基本的特性について考えていきます。当然ながら、Webビジネスの特性はその基盤であるインターネットの特性に関連づけられます。以下では、Webビジネスの特性を、1)ボーダレス、2)双方向性、3)低コスト、4)デジタル情報、5)バーチャルの観点から検討します。
1)ボーダレス ボーダレス化はグローバル化といっても良いでしょう。インターネットでは地域や国境をほとんど意識しないコミュニケーションが可能となります。例えば、隣町のAさんと通信するのも、ブラジルのBさんと交信するのも、操作やコスト上の違いがほとんどありません。イギリスのWebもあなたが作った日本のWebもアクセスするユーザにとっては、ほとんど違いがありません。(言葉の違いはあるでしょうが) これをビジネスの観点から考えると、どこの国のWebも世界に向けて物やサービスを販売できる、日本でいえば、どんな地方のへんぴな所にある企業でも、全国区のビジネスにうって出られる可能性があることになります。これは新興企業に大きな機会を提供するとともに市場における競争と変化の激化をもたらします。 ボーダレス化は、反対の性格を持つ二つの影響をビジネスにもたらすように思えます。ひとつは優位と思われるWebのサービスやビジネスが世界的な需要をひきつけ寡占化していく傾向。もうひとつは、特定のニードに対応したさまざまな製品やサービスを提供する多様なWebビジネスが成立する傾向です。つまり、集中化、均質化、寡占化という傾向と、分散化、異質化、多様化の傾向が同時に、正確にいうと前者が先行し、後者が後を追う形で進みつつあるように見えます。 ![]() 前者は、Webのボーダレスに情報を一気に発信できる力、後者は、地理的に広く薄まっている需要を低コストで凝縮する力(Webの市場凝縮力)によるのではないかと考えられます。またユーザの観点でいえば、「人と同じでいたい」という欲求と、「人と違っていたい」という要求の反映ともいえます。 ポータルサイトの激しい競争に代表されるように、従来は、とにかくアクセス数やユーザ数を獲得するという前者の傾向が顕著でしたが、昨年の米国のクリスマス商戦以降、後者への関心が高まってきたように思えます。 Webビジネスにあたっては、まずどちらのスタンスでビジネスを考えていくかを意識する必要があるでしょう。 |
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