10章 ウェブサイトエンジニリングを越えて(抄訳その1)
計画できない現実の世界
本書でも現実世界に起こるいくつかの問題に触れてきましたが、ウェブ構築プロジェクトで起こり得る全ての問題を列挙することはできません。以下では、実際のウェブ構築で起こる最も一般的な問題に触れ、その対処方法を提示します。
ハイプ(*1)の終わるとき
しばしばハイプがウェブ構築プロジェクトを促進します。プロジェクトを離陸させるという意味ではハイプには価値があります。ハイプは、人々を検討会議に出席させ、プロジェクトを促進し、予算の迅速な手当てさえ実現します。
ハイプの渦の中心には、ウェブの伝道師(*2)とも言うべき人物がしばしば存在します。ウェッブが至高のものであると信じるという要件を満たせば、ウェブの伝道師には、アルバイトの学生から社長にいたるまで様々な階層の人がなり得ます。
ウェブの責任者にとって、ウェブの伝道師はプロジェクトを活性化していくために重要ですが、同時に彼がプロジェクトへの非現実的な期待を産み出さないように注意する必要もあります。ウェブの伝道師は、ひとたび責任が問題になるような状況になるといなくなってしまうからです。
ハイプはプロジェクトのスタートには推進力となりますが、しばしば短命で、プロジェクトを完遂するには至りません。初期の会議では、どの部門もウェブのコンテンツ(内容)提供に意欲的に見えますが、その作成に必要な手間がわかってくるとサポートが続かなくなります。稼動後の保守の話になると尚更のこととなります。
ウェブ担当者は、毎週、各部門にコンテンツの更新を依頼するのか?有志の参加者が本業に戻らなければならなくなったらどうするのか?...
ハイプの中で我を忘れてはいけません。ハイプは仮にウェブ自身が大成功したとしても、いつか終わるものだからです。
ウェブの目新しさも薄れ、ウェブチームがもはや、会社の中心でなくなったとき、ウェブマネージャは船を見捨てるべきでしょうか?いやその反対で、この時こそ本当の仕事を始める時なのです。
(*1:訳注)Hype:誇大宣伝、大げさに言いふらすこと。IT関連の記事では、新技術への評価が過熱した時、Hypeかどうかという言い方をするようである。ぴったりした訳語が無いため、原文のまま「ハイプ」とした。
(*2:訳注)Evangelist:特定の技術、製品を至高のものとして、宣伝(布教)する人の意。一部のITベンダでは、このような使命のマーケティング職をこう呼んでいる。
ハイプ(*1)の終わるとき
しばしばハイプがウェブ構築プロジェクトを促進します。プロジェクトを離陸させるという意味ではハイプには価値があります。ハイプは、人々を検討会議に出席させ、プロジェクトを促進し、予算の迅速な手当てさえ実現します。
ハイプの渦の中心には、ウェブの伝道師(*2)とも言うべき人物がしばしば存在します。ウェッブが至高のものであると信じるという要件を満たせば、ウェブの伝道師には、アルバイトの学生から社長にいたるまで様々な階層の人がなり得ます。
ウェブの責任者にとって、ウェブの伝道師はプロジェクトを活性化していくために重要ですが、同時に彼がプロジェクトへの非現実的な期待を産み出さないように注意する必要もあります。ウェブの伝道師は、ひとたび責任が問題になるような状況になるといなくなってしまうからです。
ハイプはプロジェクトのスタートには推進力となりますが、しばしば短命で、プロジェクトを完遂するには至りません。初期の会議では、どの部門もウェブのコンテンツ(内容)提供に意欲的に見えますが、その作成に必要な手間がわかってくるとサポートが続かなくなります。稼動後の保守の話になると尚更のこととなります。
ウェブ担当者は、毎週、各部門にコンテンツの更新を依頼するのか?有志の参加者が本業に戻らなければならなくなったらどうするのか?...
ハイプの中で我を忘れてはいけません。ハイプは仮にウェブ自身が大成功したとしても、いつか終わるものだからです。
ウェブの目新しさも薄れ、ウェブチームがもはや、会社の中心でなくなったとき、ウェブマネージャは船を見捨てるべきでしょうか?いやその反対で、この時こそ本当の仕事を始める時なのです。
(*1:訳注)Hype:誇大宣伝、大げさに言いふらすこと。IT関連の記事では、新技術への評価が過熱した時、Hypeかどうかという言い方をするようである。ぴったりした訳語が無いため、原文のまま「ハイプ」とした。
(*2:訳注)Evangelist:特定の技術、製品を至高のものとして、宣伝(布教)する人の意。一部のITベンダでは、このような使命のマーケティング職をこう呼んでいる。
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