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イントラネット導入のポイント

2.イントラネットの落とし穴

(1)LANが整備されていれば

いままでの話ですと良いことばかりのようですが、もちろんイントラネットにも問題はあります。まずイントラネットの前提となるネットワーク環境の問題です。

イントラネットはLAN(ローカルエリアネットワーク)を前提としています。つまり「LANありき」から始まって、その有効性をさらに高めようというのが、イントラネットのそもそものねらいです。イントラネットのためにLANを敷くということになると、その費用も含めて投資効果を考えなければならないのが、日本のシステム化の現状のようです。

LANの費用は、接続機器やソフトウェアの低価格化に伴い、大幅に低下していますが、一人一人にパソコンを配り、LANを設置するとなると、それなりに費用が発生します。同時にネットワークの運用管理などの負荷やパソコンを初めてさわるユーザー教育の負担なども発生します。

効果が具体的なアプリケーションシステムに比べ、そのインフラであるネットワークそのものの導入効果は、定量的に把握するのが難しいといえます。ネットワーク化を真剣に捉えるのであれば、個々のパソコンの仕様やアプリケーションソフトの数を落としても、早期にLANで接続されたパソコンを一人一台整備するのが、結局、正解のように考えられます。

(2)イントラネットの特性の理解不足

イントラネットに直接関連する問題としては、イントラネットの構造的な特性を理解しないで、アプリケーションを構築してしまう危険性があります。イントラネットは、もともとHTML文書の共有を目的としたシステムですから、一般的にはクライアントからの複雑なデータ処理が多いシステムには向きません。またサーバー側のしくみやHTMLの制約により、通常のクライアントサーバーで容易にできる処理も難しい場合があります。

JavaやJavaScript、ウェブサーバーAPIなどによりこの制約を解消する方法も提案されていますが、その辺の妥協点をうまく実現しないと開発や運用コストに影響し、せっかくのイントラネットのシンプルさを殺してしまう可能性があります。また最新の技術はそれ自体が発展途上にあり、品質や互換性の問題が多いのでその採用には十分、吟味が必要です。