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イントラネット導入のポイント

1.イントラネットの魅力

(1)安くシステムが構築できる

イントラネットのプラスの経済性を、1)既存システム資源の活用、2)無料あるいは安いソフトの活用、3)早くて手間のかからないシステム構築の3点から考えます。

1)既存システムの活用

社内にLANが整備されていれば、イントラネットはサーバとソフトを付加するだけで極めて経済的に構築することが可能です。既存サーバへの相乗りや古くなったサーバやデスクトップパソコンの再利用ができれば、新しいハードウェアを買う必要もありません。ここで「LANが整備されていれば」が問題なのですが、このことはあとで考えてみたいと思います。

2)無料あるいは安いソフトの活用

Unixの世界では、Inranetを構築する要素となるソフトウェアはほとんどオープンソフトウェアとして無償で入手することができます。たとえば最も使用されているウェブサーバーであるアパッチ(Apache)サーバ(*1)、同じくメールサーバのセンドメール(Sendmail)はいずれもオープンソフトウェアであり無償で利用することができます。

Unix自体についてもLinuxやFreeBSDなどのオープンソフトウェアがあり、これらを使えば、フリーウェアだけでサーバーを構築することも可能です。マイクロソフト社のWindows NTでもIISサーバーがバンドルされている他、NT上で利用可能なオープンソフトウェアもあります。このような背景から一般にInternet関係のソフトウェアは商用のものでも比較的低価格で入手できる場合が多いといえます。

*1):英Netcraft社の調査ではウェブサーバの約60%のシェア(2000年3月)とされています。

3)早くて手間のかからないシステム構築

これにより、開発コストを軽減することが可能です。詳細は次項で述べます。

(2) 早くシステムが構築できる

イントラネットの基本的な枠組みはシンプルなので、その枠組みに適合したアプリケーションであれば、比較的、短期間でシステムを構築することが可能になります。

たとえば、各種文書や情報の共有などのシステムであれば、ウェブサーバを導入することにより、基本的な枠組みは用意され、あとはいかに中身(コンテンツ)を整備していくかということになります。またHTML文書は既存のワープロソフトやエディタで編集作成することができますので、一般のユーザでも比較的容易に作業に参加することができます。

またユーザインーターフェイス(UI)がブラウザに統一されているため、画面の構成や機能、操作方法なども自ずと統一され、通常開発工数の多くを占めるUIの設計・開発の負担が軽減されます。(*2)

*2):ブラウザの操作特性に合わない要求仕様の場合には、かえって負担が増すケースもありえます。

(3) ユーザや管理者の負担が少ない

UIがブラウザに統一されることには他にもメリットがあります。ユーザはアプリケーション毎に新しい操作を覚える必要がなく、いつも親しんでいる操作方法により新しいアプリケーションを利用することができます。これは、新規のアプリケーションの導入に伴うユーザ教育やサポートのコストが少なくて済むことにつながります。

またシステムの管理者にとって大きな負担となっている、ユーザの環境の保守やクライアントアプリケーションの配布といった作業を軽減することができます。